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専門委員会(分科会)分科会の内容及び方針(市長→職員)

平成16年11月1日
職員各位
下呂市長 山田良司
各分科会に検討してほしい内容及び方針
【総括的な事項】
1 出身町村や現在の業務・担当などにとらわれることなく、下呂市民、下呂市職員として、広い見識と公平性をもって議論し方向性を導き出していくことに心がけてもらいたい。
2 行政のプロとして業務にあたっていただくことは勿論ですが、諸々の課題を検討していく上で、市民の目線・素人の目線で判断していくことも大切にしてほしい。
3 財政状況から、改革断行に暇のないことも事実であり、早期に実現可能な方策を模索してほしい。(来年度予算に反映できるものは反映させていってほしい)また一方で、現時点で一時的に痛みを伴う内容であっても、将来にわたって、明るい下呂市を構築していくことを前提に検討してほしい。
4 過去の経緯や歴史を充分に調査した上で、前例や既得権などにとらわれることなく、大胆な発想で独創的な方策を見つけ出してほしい。
5 複数の分科会に関連する課題も多く、相互に連携して進めてほしい。最終的に全ての分科会の内容を集約し、下呂市の行政運営の指針となることを念頭に置いて作業を進めてほしい。
6 職員提案制度に基づく提言を徐々にテーブルにあげていきたいと考えている。また、別紙の内容にとどまることなく、検討・協議の中で、新たな課題を発見し、より良い方向性を導き出していくことも考えてほしい。
7 当たり前、当然のことと思っていることに、まず疑問符をつけるところから初めてほしい。パソコンのエラーチェックのように全ての項目にチェックを加え、今ある積み木を、より強固なものに積み替えるようなイメージで、全体的な作業を進めてもらいたい。
8 サービスレベルは守りながら、大幅な経費の削減をするという相反する事柄を進めなければならない。経費を伴わなくてもサービスを下げない方法はあると思う。全職員的な課題として、取り組んでもらいたい。

【個別事項】(総括的な事項と重複する部分もある)
分科会名 意見及び検討して欲しい内容及び希望する方向
組織及び定員管理に関する分科会
合併して数ヶ月が経過する中で、歪みやアンバランスが生じているようにも見受けられる。
現時点でベストな組織及び人員配置を検討し、将来あるべき姿も明確にしていってほしい。
職員の退職に伴う補充と民間委託の方向性・スケジュールを作成してほしい。
将来的を見据えた振興事務所のあり方等を検討し、広く理解されるよう理論づけしてほしい。
人事及び給与並びに勤務条件に関する分科会
給与の平準化を求める意見が内外で強い。
平準化する方向を検討してほしい。
一般行政だけでなく、市の業務全般について検討してほしい。
手当についての見直しも行ってほしい。
事務・事業の民間委託に関する分科会
聖域を設けず、全ての内容について積極的な民間委託の方向性を検討してほしい。
(他の自治体で行っていることは必ず当市でも可能。それ以外にないか。)
コストの比較・評価を忘れないように。
職員の退職に伴う補充と民間委託の方向性・スケジュールを作成してほしい。
委託の方法も様々考えられる。最も効果的な方法を検討してほしい。
補助金・交付金の適正化に関する分科会
既存の内容にとらわれることなく、全ての補助金についてゼロからの検討を加えてほしい。
公平性・公益性・透明性を確保したシステムを検討してほしい。
補助金を行政と市民との協働による街づくりの精神を基調とした全般的な見直しをしてほしい。
諸行事の統合など適正化に関する分科会
全ての行事等について、その必要性から検討を加えてほしい。
地域の文化や伝統を大切にするとともに、地域住民の感情等にも充分配慮してほしい。
一方で統合も含め、効果的、効率的、戦略的な実施を検討していってほしい。
事務事業の改善及び事務諸経費に関する分科会
将来的には規程に基づく「事務改善委員会」に移行・発展していく組織である。
全ての事務事業を見直し、より効果的・効率的な事業の執行を検討してほしい。
備品(公用車・コピー・パソコン等)の適正な配置や経費の内容も含めた更新計画を見直してもらいたい。
財政全般(使用料・手数料など財源確保)に関する分科会
受益者負担の原則に基づき、適正な負担の方向を検討してもらいたい。
現在の使用料・手数料等の額が適正か検討してもらいたい。
新たな財源確保の方法・内容を検討してほしい。
総合計画にある建設事業の見直しに関する分科会
現段階で、将来にわたって、本当に必要なのか。原点に返ってゼロから検討してもらいたい。
将来的な負担についても併せて検討し、総合的に判断してもらいたい。
旧町村の枠にとらわれることなく、下呂市の視点で検討してもらいたい。
職員の意識改革及び向上(研修)に関する分科会
人材育成のための効果的な研修システムを検討し構築してほしい。
人材育成を戦略として捉えられる、人材育成の方策を検討してほしい。
人材育成とは全職員を対象にしたものある。
指定管理者制度及びPFI事業の導入に関する分科会
指定管理者制度の積極的な導入に向けた具体的な方向を検討してほしい。
PFIの研究とPFIによる事業実施の方向を検討してほしい。
民間委託の推進や総合計画との整合性など連携してすすめてほしい。
職場環境に関する分科会
職員が働きやすい職場環境(ハード・ソフト両面)づくりに向けて検討してもらいたい。
(市民が利用し易い快適な市役所・バリアフリー等)
市民のための市役所という原則に則って、市民が利用し易い市役所を目指してほしい。
備品(公用車・コピー・パソコン等)の適正な配置や経費の内容も含めた更新計画を見直してもらいたい。
福祉サービスの適正化に関する分科会
福祉サービス内容及びの平準化に向けて、客観的に評価・検証してもらいたい。
委託している業務の内容(委託先・業務内容・金額等)の見直しや指定管理者、民間委託等の部会と協調した課題について検討してほしい。
教育サービスの適正化に関する分科会
教育サービス内容及びの平準化に向けて、客観的に評価・検証してもらいたい。
合併の大きな効果の1つである、施設(学校・保育園・体育館・公民館等)の統合について検討してほしい。(スケジュールも含めて)
公有財産(土地・建物)の有効活用に関する分科会
全ての公有財産を調査し、その有効活用を検討してもらいたい。
(処分や適正利用等、将来を見越した方向性)
これらを活用した収入の確保方策を模索してもらいたい。
公で所有している意義から見直してもらいたい。

行政改革を進める上で目指す方向

全ての事業を見直し、大胆なアウトソーシングを進め、小さな役所を目指しながら、多様化・高度化するサービス水準を確保する。
  (他の自治体で行って、行って効果のあったものは、必ず下呂市でも行うことができるはず。)
  ○アウトソーシング(業務委託、人材派遣)されている事例
 ◇給食業務(学校給食センター、病院、老人ホーム)
 ◇学校校務員
 ◇ごみ処理施設
 ◇公共施設の管理
 ◇技能労務職員ゼロ
 ◇保育所
 ◇老人ホーム
 ◇上下水道管理
 ◇一般事務(窓口事務)等
○指定管理者制度の活用など、様々な方法を考えていってほしい。